一人暮らしのストレス
さて、一人暮らし特有のストレスとお悩みのキイワードは、「変化」と「孤独」です。
一人暮らしを始めるきっかけには色々ありますが、「入学」「就職」「転勤」など人生における大きな転機=変化がきっかけとなる場合が多いようです。
そして、一人暮らし開始には「引越し」という変化が伴います。たとえどのような「変化」でもそれは人にとって刺激、つまりストレスになります。変化があると私たちはその変化に自分を合わせたり、変えたり、適応させる必要が出てきます。そしてそれがある程度の負荷になるのです。
一人暮らしを始めるときの、生活レベルのストレスをちょっと挙げてみますと、一人で朝起きる、ゴミを地域のルールに従って区分けして決められた日に出す、洗濯をしたことを覚えておく(3日後に気づき、シワシワのクサクサになり、泣く泣く、再度洗濯をしなければならないことも・・・)、冷蔵庫にほおりこんで置いた食材の賞味期限に注意する、電子レンジや洗濯機の終了合図音を覚える、突然の訪問者(新聞セールス等)に対応する...などなど小さな「変化」から大きな「変化」まで様々な事柄に対応し、慣れていく必要があります。
1967年に、アメリカの社会学者ホームズと、内科医レイによって作られた「ストレス度ランキング!」とも言える「社会的再適応評価尺度」。これによると「転居」は第32位に位置付けられています。上位 3位は配偶者の死、離婚、別居と、大変深刻なことです。
一人暮らしに関係ありそうなストレスを取り上げて見ると、上位には「退職」「学校が始まる・終わる」「個人的習慣の変化」「転校」などが、挙げられています。一方、初心者からベテランまで、一人暮らしにもれなくついてくるのが、「孤独」です。家族と同居していれば、ちょっと辛いことがあった時にも、別に相談をしなくとも気持ちがまぎれますし、一人で考え込む時間が少なくなります。
お悩みモードになってしまったとき、家族がそばにいれば、横から馬鹿話をされたり、どうしたの?と心配してくれたり、又は瑣末な日常のあれこれに巻き込まれたりするうちに、気持ちが切り替わることが多いですが、一人暮らしはそうはいきません。お悩みモードにストップをかけたりヘルプしてくれる人は、自分から積極的に探さないと、そばにはいないのです。